2011年10月3日月曜日

FONユーザ兼iPhoneユーザの俺が"FON"というSSIDに振り回された話

エクセルシオールカフェ虎ノ門店と、カフェ・ド・クリエ浜松町店の2ヶ所で、ややこしい現象に遭遇したので、その顛末を紹介。(店名はあえて伏せていませんが、問題あるようでしたら修正します。)

私は自宅にLa Fonera 2.0を設置しているFONユーザであり、同時にiPhoneユーザでもある。
FONとは、ご存じの方も多いとは思うが、自宅にFONルーターを設置し、公衆アクセスポイントとして共有する代わりに、世界中のFONアクセスポイントを無料で利用できるようになるというGive & Takeなしくみ。詳しくは http://www.fon.ne.jp/guide/fon01.html あたりを参照。

さて、先日、エクセルシオールカフェ虎ノ門店にてノートPCを開いたところ、"FON"というSSIDを発見した(同時に、ソフトバンクWi-FiスポットのSSIDである"0001softbank"も発見)。FONユーザである私は、「ここではFONのAPが利用できるのだな」と思って、その"FON"というAPに接続し、早速インターネットへのWebアクセスを試みた。ところが、ブラウザに表示されたのは、下図のようなソフトバンクWi-Fiスポットのエラー画面であった。


(証拠として、私のPCは間違いなく"FON"というSSIDに接続しているのであり、"0001softbank"に接続しているわけではないことも画面で示す。なお、ノートPCのOSはWindows XPである。)

これはおかしい。通常であれば、FONのAPに接続した後の初回WebアクセスはFONのログイン画面にリダイレクトされるはずであり、ソフトバンクWi-Fiスポットの画面にリダイレクトされるはずがない。

この状況下でiPhoneでも同じ事を試してみたのが、下図である。

"FON"につながっている。

ところが、検索ドメイン(DNS Suffix)はw-lan.jpとなっている。これは、ソフトバンクWi-FiスポットのDHCPサーバから付与されるDNS Suffixである。(IPアドレスはあえて晒す)

「診断くん」でIPアドレスを逆引きしたところ(画面が縦のままで申し訳ない。)REMOTE_HOSTが softbankほにゃらら.bbtec.net となっており、我がiPhoneがソフトバンクWi-Fiスポットに接続されてしまったことを示しているといって間違いないだろう。

本件についてググッてみたところ、2ちゃんの過去ログに答えがあった。
事実:
FONERAの公式SSIDは以下のとおり 
「FON_FREE_INTERNET」または「FON_AP」
※ユーザーによって名前が変更されている場合がありその場合は「FON_****」となっている

「FON」というSSIDはfonでは関知していない
このスレの話からすると、ソフトバンクが無料で法人向けにバラまいているFONルータには"FON"というSSIDが設定されているが、これを使えるのはあくまで「ソフトバンクWi-Fiスポットに加入しているソフトバンク携帯電話」であり、PCや他キャリア端末からは利用できないということか。

大変紛らわしいので、"FON"というSSIDは今すぐやめていただきたい。

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