いつの間にかひっそりと、"data-loader"というkintoneコマンドラインツールの開発が始まっていた。
cli-kintone の後継に当たると考えられる。cli-kintone自体はまだdeprecatedになっていないので問題なく使えるのだけど、そのうちdata-loaderに置き換えられるのだろう。
(data-loaderという名前はSalesforceを意識してるのかな? 別に関係ない?)
2021/8/23現在、data-loaderはレコードのupdateにはまだ対応していなさそうなので、動作を試す気にもなっていない。が、現職のcli-kintoneは事実上upsert(データがなければ追加、あれば更新する処理)ができないに等しい(※)ので、今後data-loaderにupsertが実装されることに期待したい。
※cli-kintoneは、レコードIDをキーとしたupsertの機能はあるが、他の任意のフィールドをupsertのキーとすることはできない。kintoneに取り込みたい元データ(大抵の場合、他のシステムからエクスポートしたデータ)にkintoneのレコードIDが含まれているはずもないので、事実上、upsertはできない。仕方ないので、取り込みたいデータとkintoneのデータを突合し、kintoneに既にあるデータにはレコードIDを追加してからcli-kintoneに食わせてupdateさせる、という処理を自前で実装するしかない。
というわけでサイボウズの中の人のみなさん、世間はupsertを求めています。頑張ってください。